みちのく未来基金

団体概要・設立意図Information

設立 2011年10月21日(一般財団法) → 2011年12月1日(公益財団法人)
代表理事 藤田 晋太郎
業務執行理事 齋藤 雅子
設立の目的 真にこの復興の礎となるべき被災した遺児たちがその夢や希望を諦めずに成長し、故郷の復興のために役立ってほしいとの願いを込めた進学支援のための奨学基金として設立

2011 年3月11日に発生した東日本大震災は、東北から関東の広域に及ぶ地域に未曾有の被害をもたらし、多くの尊い命が失われました。震災で犠牲になられた皆様には心よりお悔やみを申し上げるとともに、震災にあわれた皆様には心よりお見舞いを申し上げます。
巨大な津波による被害は、人々の命、生活、コミュニティ、仕事、あらゆるものを飲み込んで奪い去っていきました。この震災からの復興は容易ではなく、十数年に及ぶ長い道のりと思われます。復興は、経済復興、地域コミュニティ復興、そして被災者の心の復興と、あらゆる努力が求められる事は言うまでもありませんが、私達は真に復興の礎となるのはこれから育つ次世代の若者たちであると考えています。彼らがこの東北の地において、夢や希望を捨てずに育つことこそが復興の土台となり、未来を創ってくれると信じています。先に起こった阪神大震災の例を見ても、建物や道路が再建されようとも、その地に住む者がいなくなり、新しく育つ者がいなくなれば、それは地域の復興とは程遠い事になる事を目の当たりにし、今回の震災において同様の事を繰り返させてはなりません。今回も多くの子供達がご両親、もしくは片親を亡くされました。阪神大震災においても、遺児達は、その経済的な側面からも、夢や希望を早期に諦めたり、故郷を離れるといった傾向が顕著でした。彼らに安心して夢を追い続けてもらう事、これこそ復興には欠かせないキーワードではないでしょうか。
このような認識のもと、私達は震災によりご両親もしくは片親を亡くした彼らが夢を持ち続けながら成長していくサポートを中・長期的に行っていく事で、東北の地の復興を支援していこうと考えております。その中でも、サポートの少ない「大学及び専門教育への進学」に焦点を当て、この東北の地、ひいては日本の復興を支えていく人材を育成する事に寄与していきたく思います。
また、もうひとつの大きな意義は、本基金設立にあたり、民間企業3社が共同で設立を行うに至った事です。これまでの民間企業の社会貢献活動については、毎期の業績に左右されるという制約もあり、中長期ベースの社会貢献活動についてはなかなか踏み切れずにおりました。しかし、この未曾有の大震災を機に、企業の社会的責任というものを改めて自問自答し、ビジネスにおいて、お世話になっている社会の皆様へ奉仕する活動を中長期で行って行く事こそ、本来あるべき法人としての社会使命ではないかと思うに至り、その志を同じくする仲間とともに、本基金を設立し、東北の復興ため、日本の復興の為に行動する決意です。今後、志を同じくし、ご賛同を頂ける皆様には是非ともご参集頂き、ご一緒に活動をして頂ければ幸いに思っております。
皆様のご理解とご協力を心からお願い申し上げます。

代表挨拶

準備中

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基金の特徴

東日本大震災復興はこれから10年以上もの歳月を要すると言われています。この長い復興の道のりには被災した地元 の子どもたちが大きな鍵を握ると・・・

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設立の思い・考え方

東日本大震災復興はこれから10年以上もの歳月を要すると言われています。この長い復興の道のりには被災した地元 の子どもたちが大きな鍵を握ると・・・

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設立の記録

みちのく未来基金の設立の記録が小冊子になりました。子ども達の進学の夢を諦めさせてはいけないとの決意で・・・

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